🪲ヘラ君とクレスちゃんの飼育日記:三令幼虫から蛹(さなぎ)へ。黄色くなったら準備のサイン!
ヘラ君とクレスちゃんの子どもたちは、順調に育って三令幼虫になりました。ここからいよいよ、成虫になるまでの大切なステージへ進みます。今回は、三令幼虫から蛹になる前兆や、飼育の準備についてまとめます。
🐛三令幼虫の変化のサイン
三令幼虫になると、体の色に変化が出てきます。
- ✅ 体の色が少し黄色っぽくなる
- ✅ 丸まっていた姿勢が、まっすぐに伸びることが増える
このようなサインが見えたら、蛹化(ようか=さなぎになること)が近い合図です。
🪵マットの交換方法(蛹化前の準備)
蛹になる直前、幼虫は自分で「蛹室(ようしつ)」という寝床をつくり始めます。そのため、マットの環境がとても大切になります。
📝ショップのアドバイスによると:
- フンのあるマットを1/3〜1/2残す
- その上から新しいマットを7〜8分目までしっかり入れる
こうすることで、幼虫は自分の好みの土を混ぜながら蛹室を作ることができます。
🐛蛹になる場所と注意点
ショップでは、今まで使っていた飼育ケースの中でそのまま蛹になる方法を取っているそうです。
- 幼虫が角側に蛹室を作って、頭から「ろてん(露天?)」という形で蛹化することがあります。
- 「頭を割る」と表現されることもあるそうで、これは頭の皮を脱いで蛹になる様子を指します。
🧽人工蛹室(人口蛹)について
ショップでは、基本的には自然に任せる飼育方法ですが、万一うまく蛹室が作れない場合は、人工蛹室での管理も考えられます。
その際に使うのが、「オアシス(花を挿す緑色のスポンジ)」です。
📝人工蛹室の作り方:
- オアシスに水を染み込ませる
- 卵型にやや深めの穴を作る
- 幼虫が自然な体勢で休めるように優しく置く
- 上からオアシスをかぶせる(またはそのまま観察)
⏳蛹から成虫になるまで
- 蛹になってからは、約2~3か月で成虫になります。
- 12月に卵が生まれた個体は、今年の10月~11月頃に成虫になる見込みです。
🔍観察ポイントまとめ
観察項目 | サイン | 対応 |
---|---|---|
幼虫の色 | 白→黄っぽい | 蛹化が近い |
姿勢 | 丸→まっすぐ | 蛹室作りの準備 |
蛹化準備 | フンが増える | マット交換 |
蛹化中 | 頭を割る・動かない | 見守る/人工蛹室も検討 |
🪲まとめ
蛹化のタイミングは幼虫の成長のハイライト。黄色くなって伸びてきたら、そっと準備を進めましょう。自然に任せるも良し、人工蛹室を使って確実に育てるも良し。どちらも大切な命の営みです。
今後も、ヘラ君とクレスちゃんの子どもたちの成長を、飼育日記として丁寧に綴っていきます。